自分用のメモです。この通りにやってもうまくいくとは限りません。また、試してみたい方がいたら、ツールは自分で探してください。名前だけで探せないようならやらないほうがいい。
今回はワガママハイスペックでテストを行った。
このゲームは合資会社ワムソフトがシステム設計を行っている。この会社の吉里吉里は2の時代からよく使われており、高機能なことで有名である。(ちょっと調べたところ専用のIDEもあるらしい)
このゲームよりある特殊なことを始めた。それはdata.xp3にstartup.tjsが入っていないのである。ということで普通の方法ではゴニョゴニョ出来ないので、ちょっと頑張った。
- 必要なツール
・ワガママハイスペック製品版
・ワガママハイスペック体験版
・KrkrExtract[Version 0.0.0.5b]
・吉里吉里Z 本体
- 作業方法
体験版のdata.xp3をKrkrExtractを使用して展開する。展開方法に関してはサノバウィッチの展開に関して調べると出てくる。多分載っていなかったので書いておくが、exeとdllを体験版実行ファイルと同一の位置に置く。また、展開データはoutPathに出てくる。
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展開出来たファイルからstartup.tjsとAppConfig.tjsを取り出して置いておく。これができれば、体験版は消して良い。
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(この作業は必要ないかも)AppConfig.tjsを適当なテキストエディタで開いて、体験版という文字列を消し、GameIdを””にする。プログラミングしたことある人ならすぐに分かる。
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製品版のxp3をすべて展開する。KrkrExtractは1つずつしか展開出来ないので気長にやる。この際にデータはすべて生データとして抽出する。すべてRawにしておけばおけ。
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展開後のフォルダーの後ろに付いている.xp3を消す。その後、data以外のフォルダーをすべてdataに突っ込む
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dataフォルダーをexeと同じ位置に置く。(outPathから出す)その後、xp3をすべてoutPathなどの関係ない場所に置く。
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dataフォルダーに先ほど取り出したstartup.tjsとAppConfig.tjsを入れる。
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data/main/Config.tjsを開き、;debugMenu.visibleを探す。見つけたら=以降の文字列をtrue;にする。
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吉里吉里Z本体からtvpwin32.exeを持ってきて、dataフォルダーと同じ階層に置く。
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何も選択していない状態でShiftキーを押しながら、右クリックし「コマンドウィンドウをここで開く」を選択する。
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コマンドウィンドウが開いたら、「tvpwin32 –readencoding=Shift_JIS」と入力してEnterキーを押す。これでプログラムが実行される。途中、ファイルが無いと言われるがそのまま実行できる。
- C++ Runtime Error
最初これに悩まされた。エラーを見ながら、ところどころスクリプトを弄ったりしてたら起動できるようになった。ヒントはcustom.tjs
- デバッグメニュー
特にこれといって変わったものはなかった。僕の目的は立ち絵の抽出だったので、デバッグ>立ち絵参照ウィンドウで十分である。あと、クリアしてなくともデバッグ>鑑賞モード全ONでスペシャルが開放される。なぜかシーン鑑賞だけは見れない。
- 立ち絵参照ウィンドウ
スペシャルについてる立ち絵鑑賞のほうが高機能である。ただ、こっちを使用すると表情の名前がわかるので楽ではある。また、ファイル>画像保存>上から3つ目の項目(わかりやすくするために改造してしまったので、元の名前がわからない)を選ぶと、現在表示されてるキャラの服装・大きさ・位置・向きの表情差分データが出力できる。ただし、結構時間がかかりメモリーも食うため固まったように見えるので注意。あと、1280×720固定で出されるはずである。被りも結構多い。余白はRalphaというソフトを使うと切り取れる。おすすめは開いてすぐの真ん中・前の状態で保存して切り取るのがいい。あと、タイトル画面で開くとバックグラウンドで常時OPが流れてうるさいので、マスターをミュートにすることをおすすめする。
- 画像
- 最後に
今回は完全にメモです。最初に言ったように、これに沿ってやってもうまくいくとは限りません。僕は立ち絵を素材としたいのと研究のためにやっただけなので……
吉里吉里に関してはまた別の機会に詳しく書きたいと思います。
では