うちには、メインマシンの他にもう一台デスクトップPCが動いております。
スペックは以下のようなもの
ベース | ESPRIMO D581/C |
CPU | i5-2400S |
メモリー | 8GB(1+1+2+4) |
ストレージ | SSD 128GB + HDD 2TB |
用途はタイトルの通り、メディアサーバーです。
以下のような役割を与えてあります。
- TV録画(ほぼアニメ)
- Twitter画像収集(TPTS)
- 音楽再生
前まではWindows10を使って動かしていたのですが、一昨日Windows Server 2012 R2にしました。
サーバーなんだからLinuxを使いたいのですが、TVチューナーが対応してないんですよね。悲しきかな~
で、こんな紹介しても今更感が半端ないのですが、OSを移行するに当たって分からなくなったことが結構起きたのでメモしておきます。
Windows Server 2012 R2
OSがサーバー版ですので色々足りません。
デスクトップ エクスペリエンスを入れるのを最優先に行います。
Audioサービスが止まっているので自動起動するように設定します。
IEの動作が結構制限されているので、Chromeをすぐにインストールします。警告が何度も出るので、安全なサイトとして登録していきましょう。
Windows Updateはダウンロードだけ行うようにしてあります。
前まで使っていたWindows 10はWindows Update自体を止めていたので1603で更新が止まってました。やばいです。
リモートデスクトップとTeamViewerを使って外部からでも見れるようにしておきます。
TV録画
一番重要な役割です。
チューナーはPX-W3U3 V2を使用してます。
ここでハマったのが、ドライバーのダウンロードなのでリンクを載せておきます。
新製品が出てしまったので、サイトの製品一覧に無いんですよね。
あと、Windows Serverではチューナーのオープンに失敗するので以下のサイトの作業が必要です。
Windows server 2012でpx-w3peを一応使えました
設定しておくと便利な設定 – Windows Server 2003 / 2008 をデスクトップOSとして使うまとめWiki
構築方法はVladiさんのブログを参考に構築してあります。
PX-W3U3の設定手順メモ (Spinelなしのクイックガイド追記) – Vladiのブログ
今回の移行では、すでに設定などは済ましてある状態でフォルダーを丸ごと移動しました。
視聴はTvTest、録画管理はTvRockで行っています。
TvTestを利用する際は、VC++ Runtime 2015 32bit が必要です。64bit版のTvTestなら64bitでいいんでしょうけど、32bitなら32bit版が必要になります。
で、ハマったのがTvRockの設定で何故かうまく移行出来ませんでした。そのため、一部設定を書き直しました。
おそらくドキュメントフォルダーに入ってるファイルを移行し忘れたのが原因だと考えられます。
一応、作業フォルダーはTvRock本体のフォルダーにしてあるので大体の設定はそこに保存されるはずなのですが…
あと、TvRockは録画管理をコンピューター名で行っているので移行前と後で同じ名前にすることが重要です。
Spinelも使用しているのですが、こちらの設定は問題ありませんでした。
録画後にHandbrakeを使ってMP4に変換するようにしてあるのですが、Windows ServerではQSVが使用できません。
ドライバーを改変することで対応する事ができます。
2012-09-06
ただ、これをやってもWindows 10を使っていたときより変換が遅いです。原因がおそらくSSDの温度かと…
録画開始・終了・変換終了をbotでつぶやくようにしてあるのですが、こちらはbatファイルですので全く問題なく動きました。
変換が出来たMP4はGoogle Photoに自動バックアップするようにしてあります。バックアップと同期に変わったので少し戸惑いましたが、簡単に設定出来ました。
Twitter画像収集
TPTSのローカル版が走ってます。画像を全て保存するようにしてあるやつです。
環境はPythonのフォルダー丸ごと移動でいけました。
音楽再生
AirPlayの受信はLonely Screenを入れて行っています。インストールするだけで動きました。
ただ、1回目ダウンロードに失敗したので注意が必要かもしれません。
音楽管理にはLogitech Media Serverを使用しています。これもインストールするだけで動きます。
このソフトだけだと再生が出来ないので、Softsqueezeをインストールします。
このソフトはJavaで作られているので、先にJREをインストールします。
この時、32bit版を入れないと動かないので注意します。
Softsqeezeがインストール出来たら、設定画面でサーバーのアドレスを127.0.0.1にします。こうしないとエラーを吐いて再生出来ません。
UIがとても大きくて邪魔なので、スタートアップにはSoftsqeezeHeadlessのほうを登録します。スタートメニューにショートカットがあるので、それをコピーしましょう。
その他
デスクトップにはTvRockのタイムキーパー、音量ミキサー、タスクマネージャー、TPTS実行画面を常時表示しておきます。
これがうちのメディアサーバーのすべてです。
HDDとかQSVの速度とか考えると新しいマシンを組みたいのですが、お金が無いのでとりあえずはこの状態で行きます。
TVの自動MP4変換はとても便利です。共有フォルダーとして提供してるので家中どこでも見れるようになってます。
移行のためにも設定等のデータはバックアップしておくと便利です。
One Reply to “うちのメディアサーバー君”