変な時間に寝て起きたせいで気持ち悪い状態になっている赤西真論です。
さて、前回の記事で新しいノートPCを買ったお話をしました。
2020/01/21の雑記
そこでS935/Kでは空きのM.2スロットをSATA接続可能にする改造を見つけたが、S936/Mでは基板が変わっており出来ないという話をしました。
Fujitsu LIFEBOOK S935/K M.2 SATA SSD増設改造 – Hone.のたま~に戯言
この記事ですね。で、この記事にBIOS上でのドライブ構成画面が載っているのですが、ドライブ2に改造M.2スロットに搭載したSSDが認識されており、おそらくドライブ1に通常のSATA接続のSSDが認識されています。(もしかするとドライブ0かもしれない)
で、今回買ったS936/Mのドライブ構成を見るとドライブ2にシステムSSDが認識されています。
うーん???ということで色々調べたらそもそもSSDの載せ方がS935とS936で異なっていることが分かりました。
まず、S935とS936はどちらにもWWAN搭載モデルが存在し、M.2スロットにモジュールが搭載されます。
で、S935のWWAN搭載モデルでSSD構成を選ぶと2.5インチSSDが付くらしいです。
Fujitsu Lifebook S935 Subnotebook Review
海外版ですが、中身は同じはずです。基板の画像だけをちょっとお借りします。
空きだったM.2スロットにモジュールが付いており、2.5インチSSDが取り付けてあることが分かります。
じゃあ、WWAN非搭載モデルでSSD構成にするとどうなるのか。
[XF] 日系輕巧商務- Fujitsu LIFEBOOK S935高質感襲台 – XFastest 最夯的電腦領域
こちらも基板の画像だけお借りしましょう。
はい、2.5インチエリアに何も載っておらず、先程WWANモジュールが載っていた場所にM.2 SSDが付いております。
これがカラクリですね。このM.2スロットはWWANモジュールもしくはM.2 SSDを取り付けるためのスロットだったのです。そのため、スペーサーも2箇所に取り付けられるようになっていたんですね。
なら、S936ではどうなったのか。HDD搭載モデルの画像が見つからなかったので、S936/Mの個人向け版であるWS1/W(SH90/W)の画像で確認してみます。
どういう状態かというとS935でSATAポートがあった場所にM.2スロットが取り付けられており、SATAポートは別のフラットケーブルを利用して取り付けられるようになっています。ちなみにこのフラットケーブルはおそらくこれです。
FPC, HDD
で、SSD搭載モデルの僕のやつはこのフラットケーブルが無く、代わりにM.2 SSD用のパーツが取り付けられています。
こんな感じでSSDが刺さっています。右にフラットケーブルが刺さるであろう端子が見えます。この構造ならWWANモジュールをつけてもM.2 SSDを搭載出来ます。また、スペーサーの位置を変更することが無くなるため、バックアップ電池の位置を移動出来るんですね。
ということでS936/MではS936/Kで出来たM.2 SSDと2.5インチ SSDの同時搭載が出来ないことが分かりました。
だから、M.2スロットからSATA信号が出ていないんですね。載せること想定されていないもん。
ということでドライブ3つ載せで遊びたい人はS935を買ったほうがいいかも。
あと、このS936君は液晶の調子が悪いです。寒いところに数時間置いていると画面がチラつきます。比較的パーツの入手は楽なので買えるうちに液晶とキーボードぐらいは買っておいてもいいとは思っているのですが、20kのノーパソにそこまでお金かけるかと言われると…